ジェスチャー操作に惚れて、マジックキューブコントローラを買ってみた
IoTネタです。
Xiaomiの「マジックキューブコントローラ(Magic cube controller)」を買ってみました。
どんな家電もジェスチャーで操作できる近未来感あふれるガジェットです。
こいつを使いたくて、わざわざXiaomiのスマートゲートウェイを買ったくらい期待していたガジェットだったのですが・・・
関連:スマートホーム化ならXiaomiのGatewayが最強な件 - おばかさんよね。
なにができるの?
一見、なんの変哲もない大きめのサイコロですが、中身はハイテクです。
どんなことができるのか、こちらのプロモ動画をみてください。
「サイコロを振ったら照明をつける」
「回したら照明を暗くする」
といった使い方はもちろん、
「サイコロを振ったらTwitterに投稿する」
など、任意のジェスチャーに任意のアクションを設定できます。
※Xiaomi以外の家電を操作する場合は、HomeAssistantなどブリッジするサーバが必要です。
マジックキューブコントローラには6軸センサー(加速度&ジャイロ)が搭載されていて、
6つのジェスター(押す、ダブルタップ、降る、回す、90度倒す、180度倒す)を検出できます。
超消費電力のZigbee方式なので、コイン電池で長期間動作できます。
WiFi/Bluetoothは非対応なので、Xiaomiのスマートゲートウェイが必須です。
マジックキューブコントローラはAqara(Xiaomiの白物家電シリーズ)のブランドでも販売されているようです。
感想
遊びがいのあるガジェットです。
ジェスチャ操作のポテンシャルを体感できます。
個人的に期待していた使い方がいくつかあったのですが、その観点にはマッチしなかったので、満足度は星3つ(5点満点)です。
ここがイマイチ(´・ω・)
肝心のジェスチャ検知機能の拡張性がイマイチでした。
とくに誤解しやすいのが「回す」というジェスチャです。
たとえば、サイコロを左右に回すことで、音量の上げ下げや照明の明るさ調整ができたら、かなり直感的でイイカンジですよね?
残念・・・それ、できません。
マジックキューブコントローラは、左右の回転方向を見分けられません。
また、回転量も見分けられません。
つまり「回す」というアクションのボタンを押すのと同じなのです。
HomeAssistantと連携されると、回転方向と回転量のデータも取得できるので、いちおう、それっぽい使い方はできます。
とはいえ、ボリュームダイヤルのような使い方には向きません。
マジックキューブコントローラは、ジェスチャが停止してからデータをスマートゲートウェイに送信する仕組みです。
回している量をリアルタイムに取得することができません。
センサーのデータをリアルタイムに取得できないという仕様がクセモノです。
ジェスチャーを組み合わせて、いろいろな使い方を試してみましたが、いつもこの壁にぶち当たります。
結局、「ボタンを複数個使い分けたほうが早くない?」という結論になってしまうのです。
ここが良い(・∀・)イイ!!
なんだかんだ文句を言いましたが、それでもやっぱりジェスチャー動作は面白いです。
段ボールで拡張できるNintendo Labo的な面白さがあります。
汎用的なモーションセンサーとして使えるので、本当にアイデア次第で無限の可能性があります。
棒きれにくっつけて、ピタゴラスイッチも作れそうです。
夏休みの自由工作とか。
Home Assistantのフォーラムを見ると、マジックキューブコントローラのどの面が上を向いているのか、判別することも可能なようです。
この機能を使えば、Togglと組み合わせてタイムトラッキングするのも便利そうです。
似たようなデバイスは、ZEIº(ツァイ)とかTime Cube DF-36とかflicとか、すでにあるにはありますが。
今後のアップデートで使いやすくなることをうす〜く期待してます。
参考情報
Home Assistantの掲示板
Rotate to the left or right in Xiaomi Magic Cube? - Configuration - Home Assistant Community