ルーターを断捨離。さらば、名機「IX2015」
おうちの通信機器を見直して、ルーターの断捨離をしました。
なにかと重宝していた拠点間VPNを廃止し、2重ルーター状態を解消。
必要なサービスを絞り、NASに機能を集約しました。
これまでの構成
IX2015は動作が安定した業務系ルーターです。
ハードウェア処理でVPNのスループットが早く、8W以下の低消費電力。
そしてぶったまげポイントが値段。
リース上がりの中古品が大量に出回り、コスパ最強の名機でした。
だけど近頃はIX2015だと通信速度に不満がありました。
実測90Mbbs程度の光回線でも、L2VPN機能を併用すると、一般のネット通信も60Mbps程度にスループットが落ちてしまうのです。
普通にネットサーフィンする程度なら違いは気になりませんが、YoutubeやらAmazonプライムビデオやらと
ビデオサービスを使う機会が増えると、読み込み時間の長さが気になるのです。
IX2015のリプレース候補
IX2015の後継機種がIX2105です。
IX2105はギガビットイーサネットに対応し、スループットが大幅向上しています。
リース上がり品も出回り始め、中古品は1万円前後で入手可能です。
素直にIX2105に置き換えるのもアリですが・・・
見直し
そもそもL2VPNは必要なのか?
この機会に見直してみました。
リモート拠点へのアクセスはどうしたって遅くなります。
ローカル拠点にNAS(QNAP)を設置したほうがサクサク使えます。
拠点間通信はクラウドストレージなり、L2TPなり、他の手段で代替できます。
数年前まで、市販無線LANルーターは高速通信規格が次々と更新され、しかもルーターとしての動作が不安定でした。
業務ルーターと市販無線LANルーターを2重にし、ルーターとアクセスセスポイントを分ける構成は、おうちインターネット環境にとってスケーラブルでコストパフォーマンスに優れていました。
しかし、最近の市販無線LANルーターは高性能化が流行りです。
私が購入したASUSのハイスペックルーターも、なかなかできる子でした。
802.11acなら、ネット動画視聴時でもボトルネックになりません。
ルーターとしてもグラフィカルなトラフィック監視など、便利機能盛りだくさんです。
業務ルーターでフィルタリング設定と格闘するより、はるかに楽チンです。
よほど複雑なフィルタリングにしないかぎり、回線直結と同じ程度(90Mbps)のスループットで安定しています。
結論
もはや我が家でIX2015は不要と判断。
これまでL2VPNに頼っていたサービスは、QNAPのNASを活用して乗り換えました。
QNAPはメディアサーバーをアプリ感覚で簡単にインストールできます。
さらにQsyncというクラウド経由の同期サービスもGOODでした。