おばかさんよね。

ちょっとした物撮りに最適なLED照明「YN300」

こんにちは、ガジェットブロガーのあるばかです。
「ガジェット好きはカメラ好き」だとか。
ご多分にもれず、わたしもカメラが大好きです。

ひとくちにカメラ小僧といっても、ポートレート派、モデル撮影派、風景派と、色々な流儀がありますが、わたしが好きなのは『物撮り(ブツとり)』です。
スチルライフなんて気取った言い方もあるようです。

ガジェットの写真をビシッと格好良く撮ってドヤりたい!
そんなわけで、物撮りに最適な撮影用照明にこだわってみました。

結論としてはYN300 IIというポータブル型のLED照明を買いました。

YN300
IIIはスマホ連携

YN300があると物撮りが捗ります。
インスタ映えが気になるナウでヤングなF1層にもオススメです。
丸の内OLがタピオカミルクティーをYN300でライトアップする未来は、すぐそこです。

LEDとデジカメの美味しい関係

LED照明はデジカメと相性が良い光源だって、ご存知ですか?
カメラの照明といえばストロボのイメージが強いと思います。
それにLEDといえばブルーライト問題が有名で、上質な光源だという印象はありませんよね。

LEDの特徴は、光のスペクトル(波長分布)に秘密があります。
たとえば理想的な光源だとされる太陽光は、虹が7色になることから分かる通り、すべての色がミックスされています。
一方でLEDのスペクトルは青色に強いピークがあります。
つまりLEDを直視すると青っぽくてギラついた見え方になるわけです。

人間の目に比べて、デジカメのイメージセンサーは感度がうんと低いので、LEDの刺激的な光はかえって好都合です。
そこそこ演色性が高いLED素子を選べば、ちょっとくらい青っぽい写りになっても、ホワイトバランスの調整で補正できます。
つまりLED照明を使うとノイズ感が少なくて色鮮やかで解像感が高い写真が撮れるのです。

撮影用LED照明ならYONGNUOがコスパ最強

さて、綿密に理論武装し、満を持してLED照明のベストバイを探りたいと思います。

中華ガジェットでは安さだけ選ぶと地雷をふみます。
アマゾンのステマレビューをかわし、各種口コミの調査と実機評価の結果、たどり着いたのがYONGNUOのYN300 IIです。

YONGNUOのLED照明は撮影用としての実用性とコスパを高い次元で両立しています。
そこそこの演色性、高精度で広範囲な光量調整、安定したホワイトバランス、外付バッテリー・・・
カメラ小僧のツボをついた仕様です。

オールマイティなYN300シリーズ

YONGNUOのLED照明は様々な形状、サイズのラインナップがあります。
なかでもオールマイティに使えるのがYN300シリーズです。
まずはYN300を2個買って、その後、ステップアップして買い足していくのがおすすめです。

YN300の特徴

  • 演色性が高い高品質なLED球
  • フリッカーが起きない高精度な調光機能
  • バッテリー駆動。しかもソニーNP-F型互換!
  • 赤外線リモコン付属
  • 汎用性が高いGopro互換マウント

演色性

メーカー公称値はRa95以上です。
実際にスペクトロマスターで測定したら85前後だったという情報がありました。
写真撮影なら問題ないスペックです。

フリッカーレス

無印YN300は調光90%以下だとフリッカーが激しいというレビューがありましたが、
YN300 IIではフリッカーはまったく発生しませんでした。
iPhoneの240fpsスロー撮影でも、ミラーレス一眼でシャッタースピードを変えてもフリッカーはありません。

安物だと点滅周期を間引いて調光するタイプがありますが、
少なくともYN300 II以降はフリッカーレス(点滅周期が高速化されている)になっています。

NP-F型互換バッテリー

電源はACアダプタもしくはソニーのNP-F型互換バッテリーが使えます。
NP-F型は中華系照明機器で幅広く使われていて、互換バッテリーを安価に入手できます。

GoPro互換マウント

マウントはGoPro互換です。いろいろと拡張して遊べます。
もちろん簡易スタンドや三脚ネジへの変換パーツも付属しています。

YN300シリーズの比較

YN300シリーズは何度もモデルチェンジしています。
各世代の違いをまとめました。

YN300

2013年頃の発売。
無印YN300は5500Kの白色LEDを300個搭載しています。
前世代のYN160に比べて最大光量は2倍近くパワーアップ!
さらに薄型で取り回しが便利になりました。

YN300 II

無印YN300と同時期に発売。色温度が可変できるタイプです。
5500Kの白色LEDを150個、3200Kの電球色LEDを150個搭載。
それぞれの色を独立して光量調整できます。
環境光の色温度にあわせて自動調整できたら便利ですが、残念ながら手動設定のみです。

YN300 III

2015年ごろの発売。
Bluetooth搭載し、スマホアプリから設定操作できる機能が追加されました。

YN300 Air

2015年ごろの発売。
乳白色のディフューザーがネジ止めされた薄型軽量モデルです。
YN300というからにはLEDが300球あると思いきや、
YN300 Airは96球(3200K48球+5500K48球)です。
光源を直視しても眩しくないので人物撮影に向いています。

YN300にはソフトボックスのオプションもありますが。

おすすめはYN300 II

わたしの場合、サクッとセッティングしてサクッと撮影するテーブルフォトが多く、Bluetooth調光機能はあまり使いません。
本体のダイヤルやリモコンで微調整するほうが速いので。

環境光と混ざる場合が多いので色温度を変えられると使い道が広がります。

YN300 Airのクールな見た目も惹かれますが、厚みは1cmくらいしか変わらないし、リフレクターやディフューザーの差し替えができないので、今回はスルー。

実際の写真

きれいな写真はいくらでも見つかるので、撮って出し写真をどうぞ。
YN300 IIが2台あるので、1台を被写体に、1台を照明として使いました。

2台の多灯照明でガジェットをライトアップしました。被写体は最強のトラックボール、ERGO MXです。

YN300
IIIはスマホ連携