安いUSBケーブルだとモバイルバッテリーの容量を15%損する
ダイソーや百均の安いUSBケーブルは線が細くて配線抵抗が大きい。だから充電用に使うと最大20%近くもロスが発生してしまう。とくにモバイルバッテリーとせっかくの容量を無駄にしないように高品質なケーブルを選んだほうが結局はおトク。
ケーブルの比較
2A対応をうたった高品質なUSBケーブルは配線抵抗100mΩ程度。
一方、普通の安いUSBケーブルだと配線抵抗500mΩを超えるものもザラにある。
つまりケーブルを変えるだけで、2Aの急速充電モードだと15%、500mAの低速充電でも5%もバッテリーの実容量を改善できる。
USBケーブルの配線抵抗を調べる方法
4端子測定法ができる高価な測定器が必要。自分で調べるのは面倒くさい。
と思ったらガチ検証しているサイトを発見。配線抵抗を四端子測定法で測定したうえ、ケーブルをぶったぎって芯線の太さと本数を調べている。こりゃすごい。
ざっくりした選び方
正確な配線抵抗が分からなくても、ようは太くて短いケーブルを選べばOK。
ケーブルとコネクタの接触抵抗もあるけど、一番支配的なのはケーブルの長さと太さだから。
LightningケーブルならAmazon Basicの10cm、
MicroUSBならエレコムの20cmあたりが無難そう。
USBケーブルのトレンド
Quick Charge 2.0やUSB PDなど高電圧・大電流化が進んでいるので、5V・1A程度だと気にされなかった配線抵抗への注目度が高まりそうだ。
10cm程度の極短・極太ケーブルが流行り、代わりに無駄な接触抵抗が生じてしまうmicroUSB/Lightning変換アダプタが減っていきそう。
たかがUSBケーブルに1000円って高くない?と思い、
ダイソーのリール式USBケーブルを持ち運び用に愛用してたけど、
かえって安物買いの銭失いになってたのね。とほほ。
100円ショップもトレンド追随
CanDoで充電専用2.5A対応を謳い、商品説明にも太い導体を使っていると明記された50cmケーブルが売っていた。