レビュアーにサンプル提供しないとガジェットは売れない説
観光施設で自撮り棒が禁止された影響でセルカレンズの売上が伸びている。
セルカレンズのように1000円台から手に入るガジェットはAmazonの独壇場。
楽天は送料で割高だし、家電量販店のリアル店舗は情弱向けの割高価格になっている。
Amazonの売上ランキングで人気なのは魚眼、マクロ、広角レンジの3つのレンズが取替可能なクリップとセットになっているタイプ。
個人的にはちょっと惜しい。まずレンズ交換機能が要らない。写真を撮る時にいちいちレンズを交換するのは面倒だから、クリップごと交換したほうが早いし、そんなにかさばらない。
そして魚眼もマクロも滅多に使わない。
必要なのは、セルフィー(自撮り)や旅先の景色を収める用の高画質な広角レンズ。
安いレンズほど写真の周辺が歪んだりケラれやすいし、ピンボケした感じになりやすい。
そんな高級広角セルカレンズのおすすめはケンコーのREALPRO スーパーワイド。
画質のシャープさはピカイチ。さらに独自構造のクリップが付けやすく安定感もGOOD。
ケンコーのREALPROはヨドバシではゴリ推しされていたが、ネット上のクチコミ情報は乏しい。
ユーチューブのレビュー動画があったが、それ以外はさっぱり。Amazonのレビュー皆無。
Amazonだと似たような価格・性能をアピールした製品が売れている。
ケンコーREALPROが3群3枚に対し、Qtopは5群6枚。
スペックとカタログ写真の盛りっぷりはQtopのほうが見映えがする。
レビューも多くて安心感があるので、ふつうはQtopを選ぶと思う。
実物を触ってみればケンコーの良さもわかるけど、ネットショッピングでは消費者に伝わっていない。
良いものをつくれば口コミで徐々に浸透という毛細管現象に期待する時代は終わった。
WEBマーケティングに長けたメーカーがアフィリエイターやレビュアーにばんばんサンプリングして、
発売直後にレビューを大量獲得し、いち早く定番商品となり、新規需要を洗いざらい獲得していく。
サンプル提供は費用もかからないし、誰でも真似できる手法なので、これからは猫も杓子もサンプリングかな。
しかも著名Youtuberに的を絞るのではなく、広く浅く展開すること。Amazonレビューは質より量。