PC市場が復活?半導体銘柄に波及期待。
3月5日放送のMad Moneyより。
オワコンと思われているPC市場が復活するという話です。
PC市場が復活か?
HP Inc.(ヒューレット・パッカードから分社化、NYSE:HPQ)の2018年Q1決算は市場予想を大幅に上回りました。
ノートPC、デスクトップ、ワークステーションいずれも前年比1割超の驚異的な成長です。
この数年、スマートフォンが唯一の成長ドライバーでしたが、いまやスマホとPCが形勢逆転しつつあります。
スマホ市場が成長鈍化する一方で、PC市場が復活しているのです。
ガートナー、世界スマートフォン販売台数の減少を初めて報告 | TechCrunch Japan
ジム・クレイマーの予想
PC市場の復活は半導体銘柄に恩恵をもたらします。
特に注目すべきなのがDRAMメモリのマイクロン(Micron、MU)です。
DRAMメモリはシリコンサイクルの代表製品です。
市場では昨年の価格高騰の反動が警戒されていますが、HPの決算を見て分かるように2018年もメモリ需要は堅調推移するはずです。
したがって3月22日に発表されるMicronの決算も市場予想以上になると予想します。
この予想が正しければ、Micronの株価はかなり割安です。
これから雪崩のように半導体関連銘柄の好業績が続くはずです。
代表例がCPUのインテル(Intel, INTC)、GPUのNVIDIA(NVDA)、AMD、半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ(AMAT)、ラム・リサーチ(Lam Research、LRCX)。
Cramer: Buy stocks like Micron to ride the wave of the PC comeback
あるばかの感想
今回は「ダウト」です。
メモリ高騰はクラウド特需がもたらした典型的なシリコンサイクルです。
値崩れする日がきっと来るでしょう。貞子のように。
【考察】仕手筋の仕業か?「アップルがコバルト争奪戦に参戦」の裏を読む。 - おばかさんよね。
DRAMメモリのような水物は避け、自動運転やEV、AIなど先端テーマに強い銘柄に注目してます。
NVIDIAとも提携するマキシム(Maxim, MXIM)、ポストNVIDIAのアンバレラ(Ambarella, AMBA)、音声認識のニュアンス(Nuance, NUAN)、リニアテクノロジーを買収して鬼に金棒のアナログ・デバイセズ(ADI)、クラウドと車載に強い独立系FPGAのザイリンクス(Xilinx, XLNX)など。
MaximとNVIDIA、車載インフォテイメントおよび自動運転ソリューション向けのDRIVE CXおよびPXプラットフォームでコラボレーション - マキシム