【マンガ図解】米国株はバブル崩壊か?雇用統計後の市場見通しを整理する
米国株はまた持ち直すのか?はたまたバブル崩壊を迎えるのか?
これからの市場見通しを整理します。
1月米雇用統計のインパクト
なによりも予想外だったのは雇用統計の結果が良かったにもかかわらず、株価が全面安となったことです。
米国経済の好景気がまだまだ続くと思われていましたが、今回の暴落で株価高騰の警戒ムードが一気に広まりました。
4コマ漫画にするとこんな感じです。
と楽観ムードだったのですが、現実はこんな展開になりました。
ニュース概要
2018年1月の米国雇用統計の結果は以下。
- 平均賃金上昇率:前月比0.34%(予想0.2%)
- 非農業部門就業者数:前月比20万人(予想18万人)
- 失業率:4.1%(予想4.1%)
追加利上げムード強まる
FRB(連邦準備理事会)が重視している賃金も改善しており、追加利上げのペースを早めるのではとの見方が広がった。
米長期金利の指標である10年物国債利回りは一時2.85%と4年ぶりの水準に上昇した。
米国株
金利上昇が企業業績を圧迫する懸念、株式の割高感が強まったことなどから、投資家の売りが噴出した。
2月2日のダウ平均は前日比665ドル下落。
2008年12月1日以来9年2ヶ月ぶりの大幅安となった。
為替
日米金利差の拡大を見越し、円売り・ドル買が強まった。
一時は1ドル=110.48円まで売られた。
米株式相場が下げ幅を拡大したことからリスクオフの円買いが相場を支えた。
これからどうなるのか?
ファンダメンタルズ上、まだ株価の上昇余地があるといえます。
しかし、いくつかの指標では米国株の割高感が強まっているのも事実です。
S&P500の直近PERは18倍。
00年のITバブル期(PER24倍)より低いですが、07年の住宅バブル期(15倍)より高い水準です。
イールドスプレッド(債券利回りと株式利回りの差)は1月末時点で3%を下回っています。
このままイールドスプレッドが低下した場合、ここらで株式の利益確定する動きが強まると思います。
まとめ
相場急落の幕開けか、絶好の押し目買いのチャンスなのか・・・
こういう潮目が読みにくいときは資産ポートフォリオを見直して、株式以外へのリスクヘッジを進めようと思います。
ETF人気で投資マネーのボラティリティが高まっていると聞きますし。
皆様はこの相場をどうお考えでしょうか?