賃貸でもテレビとサウンドバーをスッキリ壁掛けする方法を考えてみた。
勝間和代さんが壁掛けテレビは工事が大変だからコスパ悪いとブログに書いてました。
たしかに壁掛けテレビは見た目がかっこいいです。
しかし工事業者の工賃やレイアウトの自由度などデメリットも大きいです。
それに賃貸だと工事自体がNG。
金もないし、暇もない。だけどガジェット大好きで、40インチ超の巨大液晶テレビとサウンドバーを所有する小市民的に最適な設置方法を考えてみました。
目次
テレビボードの上に置く
デメリット:サウンドバーの置き場所に困る
致命的な欠点はない反面、こだわり始めると気になるところが止まらなくなります。
まず、サウンドバーの設置場所がやっかいです。
テレビの前にサウンドバーを置くと、リモコン受光部や3Dトランスミッタが重なってしまいます。
レコーダーやデッキならテレビボードに収納できますが、サウンドバーのように横幅が広いものは入りません。
音質的にもスピーカーの周りに遮蔽物があるのはNGです。
つぎに、テレビボードの上がデッドスペースになってしまいます。
せっかくテレビが薄型でも、テレビボードの奥行きがあるのでけっこうなデッドスペースが生まれてしまいます。
デッドスペース対策として壁面収納タイプもありますが、これもイマイチ気に入りません。
テレビの上段が強度的に弱いですし、テレビ周りのレイアウトがいじりづらいからです。
インテリアとしてのテレビと機能性重視の壁面収納は別物としたいのです。
ホッチキスで壁掛けする「TVセッター 壁美人」
特別な工事が一切不要。
ホッチキスだけでテレビの壁掛けができる驚愕の技術、それが「壁美人」。
デメリット:配線処理
使用者の感想によると設置の強度は心配ないようです。
それよりも困るのがテーブルの処理です。
本当の壁掛けなら壁に穴を開けて配線処理できますが、壁美人はそれができません。
電源とHDMIケーブル1本くらいなら配線モールドで隠せますが、電源ケーブル、アンテナ線、HDMI、LANケーブル、USB等々をたくさんつなげる用途には向きません。
ちなみに配線処理をすっきりさせるコツはケーブルをジャストサイズの長さにすること。
LANケーブルは工具さえ揃えれば自作も可能です。
LANケーブルの自作用部品はRSコンポーネンツで購入できます。
壁ごとDIYする「ラブリコ」
ツーバイ材で柱をつくって壁ごとDIYしてしまう手法。
固定器具は「ディアウォール」が有名ですが、後発の「ラブリコ」のほうが見た目も固定しやすさも良さそうです。
メリット:見た目スッキリ
見た目のスッキリ感が本当の壁掛けテレビ並に優秀です。
サウンドバーの増設や配線処理など造作の自由度もピカイチです。
録画用HDDやAndroid TVなどガジェットが多い場合は、壁に穴を開ける壁掛け工事より、ラブリコで手前に壁を作ってしまう方がオススメです。
デメリット:手間がかかる、動かせない
ラブリコは機能面では申し分ありません。
しかし塗装、組立にとても手間がかかることがデメリットです。
それに構造上、いちど設置したら場所を動かすことが困難です。
部屋の模様替えや引越しを見越すと、なかなか手を出しづらいのです。
突っ張りポールの「TVセッター ジュネス」
突っ張りポールだけで設置できるのが「TVセッター ジュネス」。
ラブリコのように塗装やVESAマウントを固定する支柱を作る手間が不要です。
突っ張りポールに直接、大型テレビをマウントでき、高さも自由自在に変更できます。
デメリット:見た目がリビングに合わない
ジュネスの致命的な欠点はリビングで違和感がある外観です。
アルミのメタリック感がむき出しです。
オフィスならまだしも、リビングに置くのは難ありです。
艶消しブラックで塗装されていたら、良かったのですが・・・
柱にカッティングシートや壁紙を貼るなどDIYで解決できますが、どうせDIYの手間をかけるならラブリコにした方が良さげです。
壁寄せスタンド
壁に寄せて設置する薄型テレビスタンドです。
テレビを壁際スレスレに設置できるところがポイントです。
普通のテレビスタンドだと後ろに倒れないよう台座の真ん中に支柱があるT字型のデザインになっています。
これだと壁に寄せてもテレビの裏側に無駄な奥行きが生じてしまいます。
台座がL字型の壁寄せスタンドなら、まるで壁掛けテレビのようにぴったりと壁際までテレビを寄せることができるのです。
メリット:簡単スッキリ
設置の手間もかからないし、場所の移動も簡単です。
配線も綺麗に隠せます。
さらに台座の上にラックを追加すれば各種ガジェットをテレビボードのように収納することもできます。
まとめ
賃貸でも分譲でもマンションでテレビの壁掛けは後々、後悔することになるかもしれません。
設置場所が決まっていて、DIYを楽しめるならラブリコやディアウォールを使うのがオススメです。
引っ越しや部屋の模様替えの柔軟性も気になる場合は壁寄せスタンドがオススメです。