note7バッテリー不具合の犯人が二転三転する理由
バッテリー発火の原因について新聞各社も独自ネタを書いているが、どうもサムスンが印象操作を狙って意図的にリークしている匂いがする。Galaxy note7のリコール問題の原因を邪推をまじえて深掘りした。
リコール前
韓国 中央日報の独自ネタとして、発火したバッテリーは中国製だという報道が流れた。元記事が削除されていたが、その要点は以下のとおり。
- 発火したバッテリーにはMADE IN CHINAと刻印
- 中国 Dongguan ITM Electronics社が製造しサムスンSDIが輸入したもの
- ギャラクシーではサムスンSDIが製造したバッテリーと中国製バッテリーの2種類が採用されている
中央日報の記事は「中国製」というキーワードでミスリードを狙っていた。じつはDongguan ITM Electronics社はバッテリーの組み立てを請け負う業者。肝心のセル製造はサムスンSDI。つまりDongguan ITM Electronics社はサムスンSDIが作ったバッテリーセルをパッケージしただけ。そしてギャラクシーのバッテリー供給元はサムスンSDIと中国 ATLの2社。あたかもATLが犯人のように思わせる流れだが、事故が起きたのはサムスンSDIでATLは無実だったことがのちに明らかになっている。
責任の矛先は日本企業にも
その後、火消しが追いつかなくなり、サムスンは正式にリコールを発表。セルの不具合を認めた。
そして今度はセルの重要部品であるセパレータを製造する日本企業に矛先が向かった。なぜ素直にセル製造工程の異物混入を疑わないのだろうか。百歩譲ってセパレータに問題があったら、特定機種どころか、世界中のリチウムイオン電池が打ち上げ花火状態になっているはず。サムスンSDIの特定ラインの特定時期に問題が起きたと考えるのが至極自然。Galaxy note7だけで不具合が起きたのが何よりの証左。
マスコミがサムスン様を守る理由
韓国サムスン電子の最新スマートフォン「ギャラクシーノート7」の電池異常問題が、日本の素材産業へ波及している。問題のリチウムイオン二次電池を製造したとされる同サムスンSDIに、日本メーカーもセパレーター(絶縁材)を供給しているからだ。異常発熱を防止する役割のセパレーターが機能せず、事故原因となった可能性がある。
セパレータだけで発火を防げたら誰も苦労しない。斬新過ぎる説明だが、一般読者のミスリードするには十分な説得力にも感じる。
サムスンは大口の広告主様。マスコミ報道を真に受けるほうがおばかさんよね。