今だからこそ振り返りたいジム・クレイマー流6つの投資ルール
頭と尻尾はくれてやれ
原文:Bulls make money, bears make money, but pigs get slaughtered.
直訳:ブル相場も儲かる、ベア相場も儲かる。しかし豚のように欲を出すとミンチにされる。
上げ相場でも下げ相場でも利益を出すチャンスがありますが、欲張りすぎると身を滅ぼします。
「頭と尻尾はくれてやれ」という日本の相場格言と同じ意味ですね。
二度に買うべし、二度に売るべし
原文:Don’t buy all at once. Never sell all at once, either.
直訳:一度に買うべからず。一度に売るべからず。
相場を完全に読み切ることは不可能です。
時間分散投資でリスクヘッジしましょう。
江戸時代に米相場で財を成した牛田権三郎翁の著書「三猿金泉秘録
」にも「一度に買うは無分別、二度に買うべし、二度に売るべし」という投資格言があります。
割安な株と割安な企業は別物
原文:Look for broken stocks, but not broken companies.
インデックスファンドの普及などにより、個別銘柄は相場トレンドの影響を受けやすくなりました。
今回のように相場が暴落したときがまさに典型例です。
ただし割安株と割安な企業(ファンダメンタルズが悪化している企業)はよく見極める必要があります。
インデックスファンドが人気のアメリカらしい格言ですね。
日本にも似たような投資格言があれば教えてください。
宿題やった?
長期投資の基本は「buy and hold」だと言われますが、
ジム・クレイマーに言わせると正しくは「buy and homework」です。
毎日少なくとも1時間は保有する銘柄の情報収集が宿題です。
この宿題ができないなら個別銘柄投資はやめて、
S&P500のインデックスファンドのほったらかし投資のほうがマシです。
分散!分散!分散!
ジム・クレイマーは「Diversify, diversify, diversify」と口すっぱく繰り返します。
ようは分散投資のことです。
「すべての卵を一つのカゴに入れるな」という格言も有名ですね。
複数の銘柄に分散するだけでは不十分です。
業種に偏りがないか?
成長株ばかりになっていないか?
あらゆる視点でリスク分散を心がけましょう。
パニクって儲けた奴はいない
原文:no one ever made a dime panicking
スポーツと投資も最大の敵は自分自身です。
暴落市場は投資家をパニックに陥れます。
ロジカルな理由がない限り、買うべきでも売るべきでもありません。
参考:
New Rules for Tough Times: Cramer's 'Mad Money' Recap (Tuesday 2/13/18) - TheStreet