NAFTA再交渉ならFANGが買い
米国株はトランプ関税を警戒していますが、NAFTA再交渉が妥結し、カナダやメキシコへの関税撤廃されたら、再び強い上昇モードに転じるという見方が急浮上してきました。
3月6日のMad Moneyより。
Cramer: Gary Cohn's resignation is a big blow, but Trump could make up for it
トランプ関税がNAFTA再交渉を後押し
先週金曜に警告したように、ゲイリー・コーン氏の退任はマーケットに大きなネガティブインパクトを与えました。
しかしカナダとメキシコへのトランプ関税が免除されたら、歓喜の輪が世界に広がるでしょう。
米国、カナダ、メキシコはNAFTA再交渉を協議中です。
NAFTA再交渉がまとまれば、鉄・アルミへの関税を免除すると、トランプ大統領はTwitterでつぶやいています。
We have large trade deficits with Mexico and Canada. NAFTA, which is under renegotiation right now, has been a bad deal for U.S.A. Massive relocation of companies & jobs. Tariffs on Steel and Aluminum will only come off if new & fair NAFTA agreement is signed. Also, Canada must..
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) March 5, 2018
トランプ関税の撤回がマーケットの期待かもしれませんが、それはありえません。
中国の過剰供給問題を「どげんかせんといかん」のです。
NAFTA再交渉で上がる株はこれだ!
カナダ・メキシコへの関税免除が決まったら、軍需銘柄がどしどし買われるでしょう。
資材価格の高騰懸念が消える一方で、中国との対立懸念が強まるからです。
ボーイングやキャタピーラーも上昇するでしょう。
「コロナ」などメキシカンビールで有名なコンステレーション・ブランズ(NYSE:STZ)も買われるでしょう。
手堅い投資先はFANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)です。
中国での売上がほとんどないからです。