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空港にあるペッドボトル検査機って意味あるの?

2016/09/08

日本の空港にだけあるペッドボトル検査機の謎を追った。

検査の仕組み

ペットボトルは電気の流れやすさから、
アルミ缶は熱の伝わりやすさから、
なかの液体を判別するという動作原理だそうだ。

費用対効果

危険な液体がどうかを調べるなら、蓋を開けて嗅いだり、飲ませてみれば、すぐに分かる。海外だとそうしている。
わざわざハイテク装置を導入する意味あるのか?
費用対効果はどんだけ〜ぇ、なのか考えてみた。

フェルミ推定

装置導入による効率改善と保安検査場そのものを増やした場合の費用対効果を比較する。
ざっくり目安として以下を仮定。

  • 保安検査場の検査能力は2分ごとに1人通せる
  • 装置導入でペットボトルの検査時間は1回あたり10秒短縮できる
  • 全体の10%のひとがペットボトルを持ち込むとする

まず装置による効率改善効果は
100% - (110秒÷120秒) = +8%
しかしペットボトル持ち込む人は10%しかいないので、
全体では8% * 10% ≒ +1.6%にとどまる

そして装置のお値段は1台260万円。
メンテナンスフリーで6年間使えたと大胆に仮定すると、
1日あたりの費用は約1200円。

この装置を62.5台導入すれば、効率100%UPに相当し、
必要な投資コストは
1200円×(100%/1.6%)=7万5000円
となる。
保安検査場そのものを増やすという大胆手段だと、
人件費だけでも1日10万以上かかるはずなので、
まるっきり無駄な装置ではないようだ。

検査の仕組み

無駄ではない=最適とは限らない。
ペッドボトル持ち込み禁止するとか、もっと安上がりで効果的な方法がいくらでもありそう。
そもそも装置があっても離れた場所にあると、使われないで開栓確認されるケースもあり、100%活用されているとも思えない。
些細な課題に過剰品質で取り組む日本らしいプロダクトだなあと思いました。(小並感

トリビア

検査装置の正式名称はボトル内液体物検査装置SLC-211D。
お値段は1台260万円。
開発元は東京ガス。

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