GEに投資するのは時期尚早

3月7日放送のMad Moneyより。
Cramer's strategy session: GE needs to do this for me to come around

GEの株価に復調の兆しが現れています。
「そろそろGEに手を出していいかな？」
という視聴者の質問にジム・クレイマーは
「まだ早い」
とアドバイスしました。

ジム・クレイマー自身、GEホルダーです。
GE株を買ったことが投資キャリアにおける過去最大の過ちだったと振り返ります。

GEの業績にはまだまだたくさんの課題があります。
あと数回は好調な四半期決算が続かない限り、油断できません。
年金問題やアルストムから買収した電力部門の整理なども課題です。
これから課題が残っているかぎり、GEへの投資は時期尚早です。

参考

・会社分割で巻き返しを図るGEに、310億ドル（約３兆3900億円）という年金積み立て不足という壁
・昨年８月にイメルト氏からＣＥＯが交代して以来、ＧＥ株価は40％下落。
・本来ならば、会社分割すれば弱い部門が強い部門の足を引っ張ることがなくなり、それぞれの事業の財務的自立が促される。
・しかしＧＥの場合、年金不足の規模があまりにも大きく、一歩間違えれば分離後の事業部門は最終的に履行不能になりかねない。
米ＧＥの復活阻む３兆円超の壁、見落とされていた年金不足の巨大な穴 - Bloomberg（2018年2月8日）